[使い方] AIVAの無料版で作った曲、その「所有権」は本当にあなたのものですか?
- 無料版:可
- 最安の有料プラン:US$16.5/月〜
- 無料枠:Free プランは毎月 3 回のダウンロード枠、単曲の長さ上限は 3 分、非商用利用に限り、音楽の著作権は AIVA に帰属、公開時にはクレ …
- 最終確認:2026-10-23
記事の最終更新:2026-10-25
AIVAは、短いプロンプトからオーケストラ曲やサウンドトラックを作曲してくれるツールです。スタイルを選べば自動で作曲し、できあがった曲をダウンロードできます。無料プランは「機能を削った体験版」ではなく、きちんと使える実用的なものです。1円も払わずに完成したトラックを作れます。ただ、初心者がつまずくのはダウンロード回数の上限でも長さの制限でもありません。プラン比較表のなかにひっそりと書かれた一行、つまり「今あなたが作った曲は誰のものなのか」という点なのです。
一晩かけて試す前に、要点を先にお伝えします。無料プランでも、中間グレードのStandardプランでも、AIVAはあなたのトラックの著作権を保持し続けます。「YouTubeで収益化できる」ことと「その曲を所有する」ことは別物であり、AIVAはその差額に対してしっかりお金を取ります。本記事では、まず1曲を完成させるところまで案内し、無料プランで実際に何ができるのかを示したうえで、その「所有権の線引き」がどこにあるのかを正確に示します。何かを作り込んだあとで気づく、という事態を避けていただくためです。
無料プランで初心者が作れるもの
無料プランは、ツールを学び、小さな作品を仕上げるには十分です。私たちが確認したプランページから、そのまま引用します。
- 月3回のダウンロード。 ダウンロードとは、完成したトラックをパソコンに書き出すたびに1回とカウントされます。この3枠は毎月リセットされます。ブラウザ内でのプレビューや再生成にほとんどの時間を費やすことになりますが、この上限が効いてくるのは最終ファイルを保存するときだけです。
- 1曲あたり最大3分。 ループ、タイトルテーマ、短いキュー、クリップ用のBGMなどには十分です。長尺のフル楽曲には足りません。
- 非商用利用のみ。 無料プランのトラックを、何かお金を生むものに使うことはできません。
- 著作権はAIVAが保有。 これがなぜ重要なのかは後述します。
- 公開時はクレジット表記が必須。 音楽をどこか公開の場に投稿する場合は、AIVAへのクレジット、つまり目に見える「music by AIVA」の一行を入れる必要があります。
これは使えるサンドボックスです。授業の課題に曲をつける学生さん、短編映画を作る趣味の方、あるいはAI作曲が自分のワークフローに合うか試したい方なら、この制限のなかでお金を払わずに本物の制作ができます。
AIVAで最初の1曲を作る:手順・つまずき・対処法
流れは短いです。登録からファイル保存までの道のりをご紹介します。
- 無料で登録。 aiva.aiにアクセスします。無料プランなら支払いは不要です。
- 作曲を開始。 プリセットのスタイル(シネマティック、アンビエントなど)を選ぶか、影響元(インフルエンス)から生成します。ムードと長さを伝えると、フルのアレンジを書き上げてくれます。
- プレビューと再生成。 聴いてみて、ある部分がしっくりこなければ、その部分を再生成するか設定を調整します。ここは一切費用がかかりません。カウントされるのは最終的な書き出しだけです。
- ダウンロード。 完成したトラックの書き出しに、月3枠のうち1つを使います。
次に、初心者がつまずくポイントと、それぞれの対処法です。
- 「曲がいつも3分で切られてしまう」 これは無料版の上限です。作品を3分以内に収めるか、有料プランに移行しましょう。Standardは上限が5分に、Proは5分30秒に上がります。
- 「ダウンロードを3回すべて使い切ってしまった」 月次リセットを待つか、アップグレードしましょう。Standardは月15回、Proは月300回です。無料の3回の書き出しは慎重に計画してください。作り直すことになる下書きに1回使ってしまわないように。
- 「お金を生む動画でこれを使いたい」 無料では許可されていません。非商用のみです。それには最低でもStandardが必要です。
- 「『music by AIVA』のクレジットを表示したくない」 クレジット表記を外すにはStandard以上が必要です。
- 「自分のソフトで編集するために、生のMIDIや高音質のWAVが欲しい」 MIDIとは、音符とタイミングを記録したファイルで、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)で音楽を作り直せるようにするものです。WAVは非圧縮の高音質オーディオファイルです。データ上、WAVとロスレスMIDIはとくにProの機能として挙げられています。下位プランなら編集可能なファイルがもらえると思い込む前に、下の限定チェックをご覧ください。
本当の問いは「音楽を所有するのは誰か」
ここが、価格ページがやんわりと流している部分であり、契約する前に読むべき理由です。これは「著作権のはしご」だと考えてください。
無料 — 著作権はAIVAが保有。非商用のみ。クレジット必須。あなたは音楽を「所有」しているのではなく「借りて」いるのです。
Standard — US$16.5/月。 月15回のダウンロード、最大5分のトラック、クレジット表記不要、そしてソーシャルプラットフォーム(YouTube、Twitch、TikTok、Instagram)での収益化が許可されます。これは一見「自由」に見えるプランです。しかし、細かい字を読んでください。著作権は依然としてAIVAが保有します。 動画に広告を回して広告収入を得ることはできますが、その楽曲を資産として所有しているわけではありません。
Pro — US$53.5/月。 月300回のダウンロード、最大5分30秒のトラック、WAVとロスレスMIDIの書き出し、そして実際にお金を払う対象となるもの、すなわち音楽著作権の100%とあらゆる商用利用の許諾です。音楽が完全にあなたのものになるのは、このグレードだけです。
罠をはっきり言葉にします。Standardの「ソーシャルで収益化」という表現は、まるで創作の自由を買ったかのように聞こえます。 vlogの下にBGMを敷きたいだけで、その後それについて二度と考えない、というYouTuberの方には、それで十分かもしれません。しかし「AIVAが著作権を保持する」ということは、その楽曲を財産として自分で管理できないという意味です。有料のクライアントにトラックを納品する、販売する製品の中に組み込む、あるいは自分の作品としてさらにライセンス供与する、といった場合、Standardではカバーされません。そしてProより安いプランでカバーされるものはありません。US$16.5からUS$53.5への飛躍は、ダウンロード回数が増えることではありません。所有権の話なのです。
台湾以外の読者のために、価格について一言。AIVAはユーロで請求し、ここでのUS$表記はデータが示したおおよその換算額です。価格は国によって異なり、私たちは台湾から確認しました。年払いにすると月額料金は下がり、Standardは€11/月、Proは€33/月になります。年額についてはUS$の数字が公表されていないため、私たちは数字をでっち上げることはしません。
🔍 AMPM限定チェック
ベンダーのページが前面に出していない、私たちが検証した点です。
- 「収益化」は「所有」ではありません。 価格ページはStandardをソーシャルでの収益化を軸に説明しています。しかし本当の分かれ目は著作権の一行であり、これは見落としやすいのです。無料とStandardはどちらも著作権をAIVAに残し、100%渡してくれるのはProだけです。私たちがこれを強調するのは、収益化という表現のせいでStandardが完全な商用自由のように読めてしまうからで、クライアント案件や製品向けの仕事では、そうではないからです。
- Pro未満のファイル形式は明記されていません。 データはWAVとロスレスMIDIをPro固有の機能として挙げています。無料とStandardの各グレードで具体的に何を書き出せるのかは、私たちが取得した情報には詳しく書かれていません。自分のソフトでトラックを仕上げるために編集可能なMIDIが必要なら、グレードを選ぶ前に現在のページで確認してください。思い込みは禁物です。
- 正直にお伝えする注意点。 AIVAは、1回の自動パスによるチャレンジャー候補として私たちのデータベースに入ってきたもので、まだ3通りの手作業検証は行っていません。上記のすべては、2026-10-23時点で公式価格ページが示していた内容と一致します。ベンダーは無料枠や商用条件を静かに変更することがあるので、それらに頼る前に、aiva.aiで無料ダウンロードの上限と所有権の条件をご自身で確認してください。
結論:使うべき人、避けるべき人
無料プランを使うべき人: 趣味の方、学生さん、あるいは個人的・非商用のプロジェクトに曲をつけるすべての方です。AIVAへのクレジットを入れても構わず、3分の作品で作業でき、月3回の書き出しで足りるなら、無料プランで十分できることにお金を払う必要はありません。
Standardを使うべき人: 収益化したYouTube、Twitch、TikTok、InstagramにBGMが必要なソーシャルクリエイターで、クレジット表記を外したく、そして根本的な著作権を誰が持っているかを本当に気にしない方です。その特定の用途には、現実的な選択肢です。
Proを使うべき人: 音楽を所有しなければならない方です。クライアントに納品するフリーランス、ゲームや映画のプロジェクト、販売やライセンス供与をするもの、あるいはWAVとロスレスMIDI、そして月に数回を超える書き出しが必要な方です。ここでの機能は「量」ではなく「所有権」です。
避けるべき人: 完全な所有権を、しかも安い価格だけで確実に手に入れたいという方です。その組み合わせはAIVAには存在しません。まず自分が本当に必要としているもの(収益化か、所有か)を見極めてください。ダウンロード回数ではなく、その選択こそが、あなたが本当にお金を払っている対象だからです。
Written: 2026-10-25 Price last verified: 2026-10-23 Tool last health-checked: 2026-10-25
📎 Sources
All prices and quotas in this article come from AMPM’s verified dataset for AIVA (last verified 2026-10-23); primary sources:
