[ニュース] Cursorの料金改定、安いプランで普段の作業は本当にまかなえる?
- 無料版:可
- 最安の有料プラン:US$8/月〜
- 無料枠:Hobby:2,000回の補完+50回の低速プレミアムリクエスト(2026-07-26 公式サイト直読で確認:公式サイト自体はこの数値を逐一 …
- 最終確認:2026-11-02
記事の最終更新:2026-11-01
Cursorは、多くのエンジニアがすでに知っているAIコードエディタです。そのCursorがプラン体系を作り直しました。AMPMが公式の料金ページを確認したところ、新しい一覧は2026-10-17と2026-10-18の両日で確認でき、その後も毎日同じ内容でした。
今回の切り口はシンプルです。新しい入門プランは表示価格こそ安いものの、その価格がカバーするのは、多くの人がCursorで行う作業の一部にすぎません。乗り換えるにせよ、今のまま続けるにせよ、安いプランに何が含まれ、何が別途請求されるのかを知っておく必要があります。
価格は国によって異なります。今回は台湾から確認しました。以下の金額はすべて、ページに表示されている米ドル(US$)の数字です。
料金ページで何が変わったのか
AMPMの変更ログでは、旧ラインナップはPro 20、Pro+ 60、Ultra 200、Teams 40で、有料プランは4つでした。
現在のページには5つのプランが並んでいます。
- Plus: 月額US$8
- Premium: 月額US$30
- Super: 月額US$100
- Ultra: 月額US$200
- Teams: 1シートあたり月額US$30から
「シート」とは、チームアカウントで課金される1人分の利用枠のことです。同じ価格帯で名前が残ったのは、月額US$200のUltraだけで、それ以外は名称も価格も変わりました。
より大きな変化は、各プランの説明のしかたです。Cursorは今、Plusの利用枠を基準にした「倍率」でプランを売っています。PremiumはPlusの4倍、SuperはPlusの15倍、UltraはPlusの50倍です。すっきりした階段構造ですが、Plusの利用枠がリクエスト数や金額でどれだけなのかはページに書かれていません。そのため、倍率を実際の作業量に置き換えるのは難しいのが実情です。「4倍」はあくまで相対的な数字であり、特定の量のコーディングを約束するものではないと考えてください。
月額US$8のPlusプラン、細かい条件をチェック
月額US$8はお買い得に見えます。中身を見てみましょう。
Plusは、Grokモデルを手がけるx.aiとの共通サブスクリプションと同じ価格です。共有のAI利用枠、Grokのチャット、音声、画像生成、「Build」に加えて、Grok APIも使えます。APIとは、チャット画面を介さず、ソフトウェアからAIモデルを直接呼び出すための仕組みです。
ただし、ここに落とし穴が1行あります。PlusではGrokモデルしか使えません。 他社のモデルを前提にした作業の流れでは、Plusはカバーしてくれません。サードパーティのモデルは、使った分に応じて別途請求されます。
つまり、確認すべきことは2つです。エディタ上でのGrokの使い心地は気に入るでしょうか。気に入らない場合、US$8に加えて従量課金を払う覚悟はあるでしょうか。
PlusにはFreeの内容がすべて含まれます。これは助かりますが、裏を返せばPlusは、1つのモデルファミリーを軸にした「無料プランの上乗せ」であり、汎用的な「Pro」の後継ではありません。
Premium以上:含まれるもの、それでも別料金のもの
Premiumは月額US$30です。ページ上では最も人気のプランと表示されています。Plusの内容をすべて含み、利用量は4倍、最新のGrokモデル、クラウドエージェントと自動化、AIコードレビュー付きのコードホスティング、そしてサードパーティモデルが使えます。
このサードパーティモデルは、ベンダーのAPI定価で請求されます。簡単に言うと、モデル会社が開発者に直接請求する金額をそのまま払うということです。定額の利用枠ではありません。Premiumの料金がカバーするのはエディタとGrok側の利用分で、外部モデルに使う金額に上限はありません。
月額US$100のSuperはPlusの15倍の利用量で、ピーク時間帯にモデルを優先利用できます。月額US$200のUltraはPlusの50倍で、新製品や新モデルをいち早く使えます。どちらも毎日ヘビーに使う人向けです。これらのプランでのサードパーティ課金がPremiumと違うのかどうかは、ページに記載がありません。違うことを示唆する文言は見つかりませんでしたが、断定はできません。
Teamsは1シートあたり月額US$30からです。一括請求、利用状況の分析、チーム向けのプライバシー設定、SAML/OIDCによるシングルサインオン(会社全体で使うログインの仕組み)が加わります。Teamsではシートのレベルを混在させることができ、利用量はPlusの4倍から50倍まで選べます。チームリーダーは、よく使う人には大きめのシートを、あまり使わない人には小さめのシートを割り当てられます。
無料プランはどうなった?
Cursorには、これまでどおり無料プランがあります。クレジットカードは不要です。Freeでは、エージェントのリクエスト(AIが複数の手順にわたるコーディング作業を代行する機能)に制限付きでアクセスでき、Cursorの複数ファイル編集機能であるComposerも使えます。
以前の情報では、無料プランはコード補完2,000回、低速のプレミアムリクエスト50回とされていました。ここは慎重にお伝えします。2026-07-26時点で、公式ページにはこれらの数字はもう掲載されておらず、「limited(制限あり)」とあるだけです。現在この数字が見つかるのは、サードパーティのコミュニティ情報だけです。AMPMでは、信頼度「中」として記録しています。おおよその目安として扱い、保証とは考えないでください。
🔍 AMPM独自チェック
確認できたことと、ページに情報の抜けがある点をまとめます。
- ページは安定していました。 2026-10-17と2026-10-18に確認し、プラン一覧は両日とも同じでした。その後も、自動チェックで2026-10-31まで毎日ページと一致していました。本記事の価格はそれに合致しています。
- Plusの制限は見出しには出てきません。 US$8という価格は目に入りやすい一方、PlusがGrokモデル専用で、他社モデルは使用量に応じた追加料金になるという点は、読み込まないとわかりません。US$8がお得かどうかを左右するのは、まさにこの部分です。
- Premiumの外部モデル課金も見落としやすいところです。 プランの売りは利用量の倍率ですが、サードパーティモデルはその上にAPI定価で請求されます。
- 無料プランの数字には公式の出典がありません。 ページには「limited」としかありません。2,000回と50回という数字は、コミュニティ情報のみが出どころです。
- 既存の契約者がどうなるかは確認できていません。 ページに載っているのは新しいラインナップです。現在のProやPro+の契約者がどう移行されるのか、価格がいつ変わるのかについては、情報源がありません。思い込む前に、ご自身の請求ページを確認してください。
☀️ 節約ネコのAMO

AMOの問いはいつも同じです。無料で足りるのか、お金を払う価値はあるのか。
無料で足りる? 軽い使い方なら、足りるかもしれません。Freeは無料で、カードも不要、制限付きのエージェントリクエストとComposerが使えます。週に数回、バグ修正や小さなスクリプトのためにCursorを開く程度なら、Freeで十分な場合もあります。ただ、「limited」にはもう公式の数字がありません。出回っている補完2,000回、低速リクエスト50回というのはコミュニティの数字です。壁にぶつかったときに初めて上限がわかる、ということになります。
US$8は払う価値がある? Grokを使いたい場合に限ります。Plusは、共有の利用枠とGrokアクセスとしては安い価格ですが、1つのモデルファミリー向けのプランです。エディタで他社のモデルを選ぶなら、その費用は使用量に応じて上乗せされます。AMOのルールはこうです。使うモデルを自分で言えないうちは、Plusにお金を払わない。無料のまま試しましょう。
US$30は払う価値がある? ここからはお金の話が現実的になります。PremiumはPlusの4倍の利用量、クラウドエージェント、コードレビューが付きます。しかし外部モデルはAPI定価で請求されるので、請求額はプランだけでなく、使い方しだいです。節約ネコとしては、モデルベンダー側で利用額のアラートを設定し、最初の1か月は様子を見るのがおすすめです。
US$100とUS$200は? Superは月額US$100、Ultraは月額US$200です。AMOの答えは、このツールが稼ぎの手段になっていて、しかもPremiumの上限に何度も達したことがある場合だけ、です。
結論:使うべき人、見送るべき人
無料のままでよい人: たまにコードを書く程度で、モデルのこだわりがない方です。Freeは無料でカードも不要、Composerも使えます。
Plus(US$8)を試してよい人: Grokモデルで作業したく、共有の利用枠を使いたい方です。他社のモデルに頼った作業の流れの方は見送りましょう。US$8を払ったうえで、さらに使った分の支払いが発生します。
Premium(US$30)を選ぶ人: 毎日コードを書き、クラウドエージェントとAIコードレビューがほしく、サードパーティモデルによる変動する請求額も許容できる方です。まず利用額の上限を設定してください。
SuperまたはUltra(US$100またはUS$200)に進む人: Premiumでは足りないとわかってからにしましょう。倍率(Plusの15倍と50倍)は相対的な数字なので、契約前にテストしてください。
Teams(1シートあたりUS$30から)が向く人: 一括請求、SSO、プライバシー管理が必要なチームです。シートのレベルを混在させれば、チーム全員が最上位プランを払わずに済みます。
今は何もしなくてよい人: 既存の契約者で、ご自身の請求ページにまだ変化が見えない方です。まずそちらを確認してください。
ラインナップは以前よりすっきりしました。しかし、コストはわかりにくくなっています。表に出ている金額はエディタとGrokの分で、実際に払うモデル代は別のところにあるかもしれません。
執筆日: 2026-11-01 価格最終確認日: 2026-10-31 ツール最終ヘルスチェック日: 2026-11-01
📎 Sources
All prices and quotas in this article come from AMPM’s verified dataset for Cursor (last verified 2026-10-31); primary sources:
