[レビュー] Floot の無料プラン、本当に「無料のまま」使い続けられるのはどこまで?
- 無料版:可
- 最安の有料プラン:US$25/月〜
- 無料枠:無料プランはUS$0/月。利用枠は「毎日100個のアクション、自分自身のAI(Claude、ChatGPTなど)を使用」となります。一つのア …
- 最終確認:2026-11-02
記事の最終更新:2026-10-31
Floot は、ウェブサイトやアプリを AI が代わりに作ってくれるツールです。無料プランには一見すると太っ腹に見える数字が掲げられています。このレビューでは、もっと絞った問いを立てます。無料のままで、どこから使えなくなるのでしょうか。
確認したのは、ベンダーの料金ページと請求に関する FAQ です。Floot で実際に何かを作ったわけではなく、以下の内容はすべてベンダーが公開している情報に基づいています。
無料プランでできること
無料プランの料金はゼロです。1日あたり 100 回の「アクション」が使えます。アクションとは、AI アシスタントがプロジェクトに対して行う編集・読み取り・テストの1回分を指します。カウントは毎日リセットされます。
注目したい点が2つあります。
1つ目は、失敗したアクションはカウントされないことです。これはベンダー自身の表現です。AI が何かを試みて失敗しても、その試行分は消費されません。この種のビルダーで、ここまで明言しているものは多くありません。
2つ目は、AI を自分で持ち込む方式であることです。無料プランでは、すでに利用できる Claude や ChatGPT などのモデルと組み合わせて使えます。ただし、AI プロバイダー側でどれくらい費用がかかるかは、私たちが確認したデータには書かれていません。全部が無料だと思い込む前に、そこを確認しておいてください。
アプリを公開したあとは、別枠のリソースが関わってきます。アプリは組み込みの AI 機能を使えますが、その支払いには「クレジット」(プラットフォームが AI 利用量を測るための単位)を使います。無料プランでは、スターター用に 3,000 クレジットが1回限りで付与されます。ホスティングには 3 米ドル分のスターター枠があり、最初のアプリを公開するためのものです。
無料プランでも商用利用は認められています。作ったものを販売したい人には大事なポイントです。
気になる点は3つ
1. 週間プールの大きさが公開されていません。 料金ページには、上限は毎日リセットされると書かれています。そのあとにかっこ書きで、無料プランには週間プールもあると添えられています。開示はこれだけで、数字は見つかりませんでした。つまり「1日 100 回」が、1週間を通して実際に使える量とは限りません。誰も明示していない上限を前提に、計画を立てることはできません。
2. プロジェクトの制限は後から出てきます。 見出しでは「1日 100 アクション」と謳われています。ところが FAQ を読むと、無料アカウントで持てるのはプロジェクト最大 2 つ、公開アプリは 1 つまでとあります。公開するアプリは、無料の *.floot.app サブドメイン(Floot 自身のドメインで終わるウェブアドレスで、自分のドメインではありません)に置く必要があります。さらに Floot のバッジ(Floot で作られたことを示す小さなラベル)も表示されます。3 つ目のプロジェクトを作るには、古いものを削除しなければなりません。独自ドメインの利用とバッジの非表示は、どちらも Pro が必要です。
3. 有料プランは月払いのみで、段差が大きめです。 Pro は月額 25 米ドル、Power は月額 100 米ドルです。料金ページには年払いの選択肢も、プロモーションや割引コードも見当たりませんでした。Enterprise は価格が公開されておらず、見積もりを依頼する形です。繰り越したクレジットを使うにも、有料プランが必要です。独自ドメインのように1つの機能だけが欲しい場合でも、Pro プラン全体の料金を支払うことになります。
Floot の良いところ
最大の長所は、失敗したアクションを数えないルールです。AI ビルダーにありがちな、ツールが自分のミスで利用枠を食いつぶしてしまうという地味なストレスがなくなります。
1日の上限も、無料プランとしては大きめです。データの表現を借りれば、1日 100 アクションは同種のツールと比べて十分に太っ腹です。
また、無料プランは権利面でも「おもちゃ」ではありません。商用利用が許可されているので、バッジとサブドメインつきとはいえ、本物のアプリを公開できます。
最後に、有料プランの階段が分かりやすいことも挙げられます。Pro は1日 1,000 アクション、月 5,000 のアプリ AI クレジット、10 米ドルのホスティング枠が付きます。加えて、独自ドメイン(1つは無料で付属)が使え、バッジも外せます。Power は1日 5,000 アクション、月 15,000 のアプリ AI クレジット、25 米ドルのホスティング枠で、プロジェクトをモバイルアプリに変換する機能が加わります。Power には Pro の内容もすべて含まれます。
🔍 AMPM独自チェック
ここでは、何を確認したのか、そしてその確認の限界を明らかにします。
私たちは 2026-08-09 に、Floot の料金ページと、請求・クレジットに関する FAQ を読みました。その後は自動チェックで、保存してある数字とベンダーのサイトを毎日突き合わせ、2026-10-30 まで続けました。変更は見つかっていません。ただしこれは数字の比較であり、毎日ページ全体を読み直しているわけではありません。
料金ページが一か所にまとめて書いていない点が3つあります。
- プロジェクト 2 つ・公開アプリ 1 つの上限は FAQ に載っていて、無料プランの見出し部分には出てきません。
- 週間プールはかっこ書きで一度触れられるだけで、大きさは書かれていません。
- Enterprise には価格が表示されていません。私たちの記録上はゼロと入っていますが、これは「無料」ではなく「非公開」の意味です。
見出しとの違いをまとめます。「1日 100 アクション」は記載のとおり正しいものの、無料プランの上限はそれだけではありません。その背後に、週間プールとプロジェクト数の制限があります。価格は月額の定価です。年払いの価格は見つからなかったので、記載しません。
☀️ AMO、節約志向のネコ

無料で足りるのでしょうか。小さなプロジェクトを1つ試すだけなら、おそらく足ります。
1日 100 アクションが無料で、失敗分は数えられません。それだけでも予算の節約になります。さらに、アプリの AI 機能用に 3,000 のスタータークレジットと、3 米ドルのホスティング枠が付きます。1つのアプリを公開して、反応があるかを見るには十分です。
ただし、端のほうには注意が必要です。プロジェクトは 2 つ、公開アプリは 1 つまで。自分のドメインは使えません。Floot のバッジは表示されたままです。そして週間プールの大きさが不明なので、好調な日が何日続けて使えるのかが分かりません。
では、お金を払う価値はあるのでしょうか。月額 25 米ドルの Pro が意味を持つのは、解放される機能が本当に必要なときだけです。具体的には、独自ドメイン、バッジなし、1日 1,000 アクションです。月 5,000 のアプリ AI クレジットと 10 米ドルのホスティング枠も付きます。副業の実験アプリなら、見た目のために毎月払い続けることになります。
月額 100 米ドルの Power は、コミットの度合いが別次元です。1日 5,000 アクション、月 15,000 のアプリ AI クレジット、25 米ドルのホスティング枠、そしてモバイルアプリへの書き出しが付きます。複数のプロジェクトを出荷する人や、スマホ版が必要な人向けです。年払いがないので、長く契約しても割引はありません。
私のアドバイスは、バッジやサブドメインが原因でお客さんを逃すようになるまでは無料のままでいること。そのあとで Pro に上げて、必要な期間だけ使うのがよいと思います。
🌙 PIMI、パフォーマンス重視のネコ

コードの品質がどれほどかは、私には判断できません。私たちのデータには速度や出力品質を測ったものはなく、実際に何かを作ってもいないからです。私が評価できるのは、途中で打ち切られずに作業を進められる上限かどうか、という点です。
無料プランの 1日 100 アクションなら、1つのプロジェクトで集中的な作業を数回こなせます。編集・読み取り・テストはそれぞれ1アクションと数えるので、ごちゃついたデバッグのループだと枠を一気に消費しかねません。そこを和らげてくれるのが、失敗したアクションを数えないルールです。AI がつまずいてやり直しても、その分は消費されません。
不明点は週間プールです。作業の途中で止められる可能性があるのはこの上限だけで、照らし合わせる数字がありません。作業を集中的に進めるタイプの人は、この上限が心配です。
無料プランでは、Claude や ChatGPT など自分の AI を使います。出力の質は Floot が選んだモデルではなく、自分で選んだモデルに左右されます。コントロールしやすいのは利点ですが、そのモデルの費用や上限は自分で管理することになります。
たくさん作る人にとっては、有料プランの数字が重要です。Pro は1日 1,000 アクション、Power は 5,000 アクションです。無料プランの週間プールと違って、これは計画に使える現実的な上限です。毎日出荷するチームにとっては、この予測しやすさこそが製品の価値です。
結論:向いている人、見送ったほうがいい人
無料プランが向いているのは、 1つのアイデアを試したい人です。公開アプリ1つと予備のプロジェクト1つで足り、*.floot.app のアドレスと Floot のバッジも気にならず、自分の失敗した試行にまで課金されないツールを求めている人に合います。
Pro(月額 25 米ドル)に進むのは、 アプリを自分の名前で公開する段階の人です。独自ドメインとバッジなしが必要で、1日 1,000 アクションの余裕も欲しい場合です。
Power(月額 100 米ドル)を検討するのは、 複数のプロジェクトを動かしている人や、モバイルアプリ版が必要な人です。
見送ったほうがいいのは、 始める前に週間の正確な利用可能量を知っておきたい人です。週間プールの大きさは公開されていません。年払いの価格が欲しい人も同様で、見つかりませんでした。また、無料の予算で 3 つ以上のプロジェクトを回すつもりの人も向きません。場所を空けるために、作ったものを削除し続けることになります。
執筆日:2026-10-31 価格最終確認日:2026-10-30 ツール稼働確認日:2026-10-31
📎 Sources
All prices and quotas in this article come from AMPM’s verified dataset for Floot (last verified 2026-10-30); primary sources:
