[レビュー] Otter.ai、無料と有料で本当に先に「切れる」のはどの制限?
- 無料版:可
- 最安の有料プラン:US$16.99/月〜
- 無料枠:毎月300分鐘のトランスクリプション額度、1回の会議の最長時間は30分、音声/動画ファイルのインポートは終身で3回のみ(2026-07-31 …
- 最終確認:2026-11-02
記事の最終更新:2026-11-01
Otter.aiは、オンライン会議の音声を文字に起こし、要約まで付けてくれるツールです。Zoom、Teams、Google Meetと連携できます。問題は、使えるかどうかではありません。会議の途中で録音が切れないのはどのプランか、そしてそのためにいくら払うのか、という点です。
この記事は実機での検証ではなく、確認済みの料金データに基づくレビューです。公式の料金ページを読み、当サイトの記録と照らし合わせました。実際の会議でOtterを動かしてはいないため、文字起こしの精度や速度については何も言えません。扱うのは、制限、価格、そしてコストに見合うかどうかです。価格は国によって異なり、今回は台湾から確認しています。
先に結論です。無料プランは月間の分数には太っ腹ですが、1回の会議の長さにはかなり厳しめです。使っていて困る点、あるいはコスパが悪い点が3つあるので、順に見ていきます。
無料プラン:分数は十分、でも痛い上限がひとつ
無料プランでは、文字起こしが月300分まで使えます。約5時間、週にすると1時間ちょっとです。この枠は毎月リセットされます。アカウントの登録は必要です。透かし(ウォーターマーク)は入らず、商用利用もできます。要約とアクションアイテムも付いていて、Zoom、Teams、Google Meetとの連携も使えます。
軽く使う分には悪くない条件です。ここからが注意点です。
困った点その1:1回の会議は30分まで。 1回の会議で録音できるのは最大30分で、それを過ぎると録音が止まります。実際の会議は、それより長く続くことがほとんどです。月に300分の枠が残っていても、毎回の会議の後半が記録されない、ということが起こります。月間の数字は大きく見えますが、実際に効いてくるのは会議ごとの上限のほうです。
困った点その2:ファイルのインポートは一生で3回。 無料プランでは、手元の音声や動画ファイルを3回までアップロードできます。月に3回ではなく、通算で3回です。使い切ってしまうと、無料プランではもう録音ファイルをアップロードできません。過去の録音がたくさんあると、あっという間に使い切ってしまいます。「インポート3回」と聞くと毎月戻ると思いがちですが、戻りません。
有料プランの階段:Proで長さを、Businessですべてを解決
Otterは1席ごとの課金です。1席は1人分のアカウントなので、5人のチームなら5人分を支払います。
Proは、月払いで1人あたり月額US$16.99です。年払いにすると、1人あたり月額US$8.33まで下がります。公式ページでは、年払いで51%お得になるとされています。内容は次のとおりです。
- 文字起こしは月1,200分(約20時間)
- 会議は最大90分
- ファイルのインポートは月10回
- Zoom、Teams、Meetとの連携は無料と同じ
無料プランとの最大の違いは、会議の上限が30分から90分になる点です。当サイトのデータでも、これが最も重要なアップグレードとされています。月間の分数も4倍になり、インポートの制限も「一生で3回」という行き止まりではなくなります。
一方、Proでも、文字起こしの無制限、4時間の会議、インポートの無制限は手に入りません。
Businessの定価は、月払いで1人あたり月額US$30です。年払いなら1人あたり月額US$19.99です。内容は次のとおりです。
- 文字起こしの分数は無制限
- 会議は最大4時間
- ファイルのインポートは無制限
- チームでの共同作業機能
Enterpriseは個別見積もりです。営業担当への問い合わせが必要で、公開価格はありません。主な上限はBusinessと同じで、分数は無制限、会議は4時間、インポートも無制限です。
困った点その3:Businessの割引は期間限定。 Otterは、Businessを3か月間20%オフにするとうたっており、US$30がUS$24になります。対象は初めて契約する人だけで、プロモコードも必要です。3か月が過ぎると、定価のUS$30を支払うことになります。US$24を基準に予算を組むと、最初の3か月を過ぎたところで負担が増えます。年払いのUS$19.99ならこの値上がりはありませんが、当サイトのデータには年間の合計金額がないため、勝手に計算した数字は載せません。契約前に、決済画面で実際に請求される金額を確認してください。
階段の途中には、段差もあります。会議が日常的に90分を超えるなら、Proでは収まりません。次の段階はBusinessしかなく、同じ支払いサイクルで比べるとProよりかなり高くなります。年払いならUS$8.33に対してUS$19.99、月払いならUS$16.99に対してUS$30です。会議を長くするためだけに越えるには、大きな段差です。
🔍 AMPM独自チェック
今回、公式ページとの食い違いはありませんでした。この記事に載せた数字はすべて公式ページと一致しており、確認日は2026-10-31です。
確認の流れは次のとおりです。制限と価格は、2026-07-31にotter.ai/pricingから直接読み取りました。それ以降は、当サイトのシステムが毎日、手元の記録とライブのページを照合しています。2026-09-11から2026-10-31までは日次の記録があり、変更が検出された日はありませんでした。つまり、無料プランの制限(300分、1会議30分、一生で3回のインポート)も、有料プランの価格も、この期間は変わっていません。
公式ページを見るときのご注意をひとつ。BusinessのUS$24という数字は価格ではなくキャンペーンです。最初の3か月が過ぎたあとに適用されるのは、定価のUS$30です。
☀️ 節約派の猫・AMO

無料で足りるのでしょうか。限られたタイプの人なら、足ります。
数字で見てみましょう。無料プランは月300分、約5時間です。短い会議が週に数回あるだけなら、十分に収まります。要約とアクションアイテムも付いていて、透かしもなく、仕事で使っても問題ありません。無料でこれだけ使えるなら、立派な道具です。
ただ、会議が30分を超えた時点で、無料プランは破綻します。1時間の会議なら、半分しか記録されません。上限は会議1回ごとに適用されるので、うまく分散させることもできません。短い打ち合わせが中心なら問題ありませんが、週に1回でも1時間の会議があると、いちばん議事録が欲しい会議で肩透かしを食らいます。
有料にする価値はあるのでしょうか。年払いのPro(月額US$8.33)がコスパの良い選択です。90分の会議、月1,200分、月10回のインポートが付いてきます。月払いのUS$16.99は、その約2倍の単価です。公式ページでは、年払いの割引は51%とされています。使うことが決まっているなら、月あたりでは年払いが明らかに安くなります。迷っているなら、まず無料で始めて、30分の壁にどのくらい当たるかを見てから、お金を払うか決めましょう。
Businessは、コストだけで考えると正当化しにくいプランです。年払いで月額US$19.99、月払いならUS$30です。90分を超える会議がある場合や、共同作業機能が必要なチームの場合にだけ検討してください。US$24のキャンペーン価格を、本当の料金だと思い込まないようにしましょう。
節約派としての結論は、まず無料、次に年払いのPro。長さやチームの人数で必要に迫られない限り、Businessは見送りです。
🌙 性能重視の猫・PIMI

最初に、データでわかることとわからないことをはっきりさせておきます。このデータには、文字起こしの精度、速度、要約の質についての測定値がありません。Otterの文字起こしがどれだけ優れているかは、私にはお伝えできません。お伝えできるのは、どこで止まるまで使えるか、という点です。
その基準で見ると、プランごとの差は非常に大きいです。
無料プランは、1回の会議を30分で打ち切ります。性能の面では、これがいちばん重要な数字です。会議の途中で録音が止まるツールは、前半の文字起こしがどれだけ優秀でも、仕事を果たしたとは言えません。
Proは、それを90分に引き上げ、月1,200分(約20時間)まで使えます。標準的な会議のほとんどと、週あたりのそれなりの量をカバーできます。月10回のインポートも、録音済みの通話をときどきアップロードする程度なら十分です。
Businessは、肝心の天井を取り払います。文字起こしの分数は無制限、会議は4時間、インポートも無制限です。長いワークショップやインタビュー、終日のセッションを行うなら、公開されているプランの中で収まるのはこれだけです。Enterpriseは主な上限が同じで、条件が個別になります。
良いと思う点は、どのプランでもZoom、Teams、Meetと連携でき、無料でも要約とアクションアイテムが付くことです。お金を払うまで中核機能が使えない、という作りではありません。
有料にする前に試しておきたいのは、自分のアクセント、話題、音質に対して、文字起こしが十分な品質かどうかです。料金ページはその答えを教えてくれませんし、当サイトのデータにもありません。確かめる場所は無料プランです。30分の会議で試してから、有料の席を契約するかどうかを決めましょう。
性能面での結論です。30分の上限があるため無料プランは信頼できず、本格的に使うならProが最低ラインです。Businessに上げるのは、会議が日常的に90分を超えるようになってからで十分です。
結論:使うべき人、見送るべき人
無料プランが向いている人は、会議が30分未満と短く、月に5時間ほどまでしか会議がない人です。その範囲なら、透かしなしで使える本物の道具です。
Proが向いている人は、90分までの会議が定期的にある個人です。年払いの月額US$8.33がお得なポイントです。月払いのUS$16.99は、短期間のお試しなら問題ありません。
Businessが向いている人は、90分を超える会議を日常的に録音する人、分数とインポートの無制限が必要な人、チームに導入する人です。予算は、US$24のキャンペーン価格ではなく、月払いで1人あたり月額US$30、年払いならUS$19.99で見積もってください。
見送ったほうがいい人は、1時間の通話が中心で、お金は払いたくない人です。無料プランでは途中で切れてしまううえ、インポートが一生で3回までなので、録音ファイルをアップロードして回避することもできません。
営業に問い合わせるべき人は、大きな組織の方です。Enterpriseの価格は公開されていません。
私たちが気になった3点は、無料プランの1会議30分という上限、リセットされない3回のインポート、そして3か月で終わるBusinessのキャンペーンです。良い点は、使える無料プラン、安い年払いのPro、そして上限が一切ないBusinessです。
執筆日:2026-11-01 価格の最終確認日:2026-10-31 ツールの最終ヘルスチェック日:2026-11-01
📎 Sources
All prices and quotas in this article come from AMPM’s verified dataset for Otter.ai (last verified 2026-10-31); primary sources:
